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『あっあの!』
3人が一斉にこちらを向きました。
『先程は助けて頂いてすみません
ありがとうございました!』
ペコリとお辞儀をしました。
ヤマトも軽くペコッとしました。
「あー、いやこっちこそ
助けるのが遅れてすまなかった」
「いえ、だいたいは蘭丸のせいであなた方まで
巻き込んでしまったのですから、
こちらがあやまらなければいけません」
「そうですよ!蘭丸さんがお腹減って
いるからってクロシシ達なんか
追い掛けだすからです!」
「ユウヒだまれ」
「あいたっ!」
ボカッっと頭を叩かれています。
怪我しているのに、かわいそうですね。
『あの…お礼といっては何なんですが
お怪我されているみたいですし…
わたしに治させてもらえませんか?』
3人は顔を見合わせ考えて言いました。
「いや、でも足いってるから無理だと思うぞ」
「そうですね休むだけでは治らない傷ですよ」
「うーん、僕も思います」
治癒魔法を使える人間は
世界で数えれるほどしかいません
みなさん、無理だとあきらめています。
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