第一章【出逢い】

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『あっあの!』 3人が一斉にこちらを向きました。 『先程は助けて頂いてすみません ありがとうございました!』 ペコリとお辞儀をしました。 ヤマトも軽くペコッとしました。 「あー、いやこっちこそ 助けるのが遅れてすまなかった」 「いえ、だいたいは蘭丸のせいであなた方まで 巻き込んでしまったのですから、 こちらがあやまらなければいけません」 「そうですよ!蘭丸さんがお腹減って いるからってクロシシ達なんか 追い掛けだすからです!」 「ユウヒだまれ」 「あいたっ!」 ボカッっと頭を叩かれています。 怪我しているのに、かわいそうですね。 『あの…お礼といっては何なんですが お怪我されているみたいですし… わたしに治させてもらえませんか?』 3人は顔を見合わせ考えて言いました。 「いや、でも足いってるから無理だと思うぞ」 「そうですね休むだけでは治らない傷ですよ」 「うーん、僕も思います」 治癒魔法を使える人間は 世界で数えれるほどしかいません みなさん、無理だとあきらめています。
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