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彼女の名前は、愛那にしょう。
愛那は友達。だけど君がこぼすものは全て僕が拾う。
だから…全て僕に吐き出して…
君が辛い顔してて我慢してると僕も辛いんだ…
好きな人には…
笑っててほしい…
笑っててほしいから
だから頼って。
『愛那…彼氏と何が会ったの?顔に出てるよ??僕に吐き出して?』
そう言うと彼女は、綺麗な瞳から雫をポロポロと流し始めた。
『彼氏が他の女と歩いてるのみたの…みんな…観てるの…友達から言われるんだ…浮気されてるよって…だけど聞ける勇気がないんだ…』
愛那辛かったね…
我慢しなくていいんだよ?
『愛那無理して笑わなくていい。僕が今の愛那を観てるのが辛い…だから無理しないで。』
彼女はまたポロポロ雫を流し、僕を力のない手で抱きしめた。
『なんで愛那はいつもこうなのかな?…もうやだ…いつもいつも付き合う人は愛那を捨てるの…いつも浮気去れるんだ…』
君は雫をポロポロ流しながら呟く
『まだ本当の王子様に会えてないんだよ…』
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