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「僕が、前任の司書官で、後任の君の為の指導官だからだよ。魔王からの書類も貰っておくね」
自分の手元にあったはずの書類がクロアの手に渡っていることに驚いた。と、同時にクロアの顔が目の前にあった。
「僕を忘れてたなんて…ゼロはこれから覚悟しておくと良いよ」
両頬をがっちり掴まれ口に噛み付かれた。
「!!!!」
痛みと衝撃で動けずにいると、頭上から怒声が降ってきた。
「コラァ!!このクソクロア司書官!!仕事しろやぁぁぁぁぁっ!!!」
と、美少女(?)の姿とでかいハリセンも降ってきて、パッシィィィィィン!!と、小気味よい音とともにクロアの頭にクリーンヒットしたのが見えた。
「いたたた、キアラ何してくれるんですか!!ゼロに何かあったらどうするつもりです!?」
「アンタがゼロ様といる方が危険だ!!人を結界に閉じ込めるし!」
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