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「そのまま結界に閉じ込められていればいいものを……」
「なんですって!!?私は、魔王様より直々にゼロ様の身をお守りするように仰せ使ってるのよ!!アンタに邪魔されてたまるもんですか!!」
流れの早さについていけない俺は、疑問に思った事を呟いた。
「君は……誰だ?」
その瞬間、言い争っていた2人がピタッと止まってこっちを見た。
「あ……や、その、2人が知り合いなのはわかるんだが、俺は君が誰だか知らなくて……えっと」
2人がじっと見てくるものだから、しどろもどろ話すと、美少女(?)がハッといずまいを正した。
「大変申し訳ありませんでした!私、キアラと申します。書物庫の警備官と司書官殿の警護をさせていただいております!!本日より、そこのクソクロア前司書官より、後任のゼロ司書官殿付きとなりましたのでよろしくお願いします!」
話している間中、ツインテールがピコピコ動いて見えるのは俺だけじゃないはす。
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