甘美と絶望
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一糸纏わぬ姿の彼女に背を向け 私は脱ぎ散らかした自分の着衣を身につけた。 そして無言のまま 彼女の顔を見ることもせず ベッドへ潜り込んだ。 彼女の視線がこちらに向いてるのを感じた。 でも、 言葉は何も出てこないようだった。 悔しさから涙が出そうになった。 あんな態度を取るぐらいなら 口付けなど赦さなければ良かったのに… 静寂のまま 夜は過ぎていった。
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