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「て事があったんだよ」
「へ~」
俺は学校で昨日の事を友人に話していた。
あの後すぐ別れ何となくツチノコ見つけた気持ちというか兎に角信じらんないような気持ちになり友人に話して様子を見ることにした。
話しながら何とも信じがたい話しのような気がしたが目の前の友人は普通の顔をしている。
「なるほど直木がビビって不良に絡まれ謎の美少女に助けてもらったと」
「ビビってないビビってない」
そこは否定させてもらう。
「まあ冗談だよ冗談」
そう言って笑いながらそばにあった菓子に手を伸ばす。
こいつの名前は才川 洋平(さいかわ ようへい)俺の数少ない友人の一人だ。
制服は着崩しどこか不良のような奴だがそんな事は無く真面目でしっかり者だ。
成績もよく顔も広い。
まあ顔が広すぎて不良達とも交流がありよく勘違いもされる。
しかし人に壁を作らないこいつの性格は純粋に好きだ。
こいつに話したのも爽楓慈真について何か知ってるかもと思ったからだ。
「お前それは多分あの人だよ」
「あの人?」
どうやら本当に知ってたようだ。
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