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確かに…まぁ…
優しいとこはあるし
性格としては悪くはないと思うけど…
幼馴染だから…なんか裕一に彼女が出来ると思うとなんか複雑な気分になる
なんかよくわからないけどさ…
「いいと思うよ」
あたしは思考よりも先に言葉が出ていた
普段あたしと仲がいい裕一は、その友達絡みで唯のことも良く知っている
「それでね…伊勢の花火大会の日に裕一くん誘おうと思うの」
「伊勢の花火大会…」
伊勢では毎年、7月半ばに花火大会が行われる
約4500発のスターマインが空で咲く伊勢市民が楽しみにしてる花火大会だ
(※実際とは異なります)
毎年 あたしは裕一と行く花火大会だ。
今年は 唯と二人で行くという事になる
「裕一に声かけてみてごらん?基本暇な奴だから」
「けど…なんか緊張する…どうやったら告白って成功するのかな?下手したら嫌われちゃうかもしれないじゃない?」
唯はナーバスな顔をした
告白にはやはりリスクが伴う
嫌われる事はないが
彼が唯に対する人間関係での見方がわかってしまうからだ
分かりやすくいえば
裕一が唯に対し
どういう気持ちで普段接しているかわかってしまうってこと。
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