序章

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僕、悠紀(ユキ)は弟の幸紀(ユキ)と壬生寺で、朝から剣術稽古をしていた。 僕達は姉弟の双子だ。 性格や趣味など全て一緒。 特に剣道や幕末が大好きだ。 ただ1つ、好きな色が違うだけ。 僕が紺で幸紀が緑だ。 幸「ねぇ悠紀。そろそろ帰ろう。」 悠「そうだな。」 僕達は使っていた木刀をしまい、桜の木の下に置いてあった、鞄などの全ての荷物を持って桜の木から離れようとした時。 桜の花びらが僕達を囲んだ。 そこで僕達の意識は途切れた──
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