蒼い月

5/10
前へ
/17ページ
次へ
これがまた主人公なわけで... 「ぁ、お母さんにちゃんと言わなきゃね。」 走って家に帰る。 丘の上に家はある。 「ただいま!柴菜(しな)おばさん!」 「おかえり。未良。...お母さんに報告かい?」 大きく頷いた。 大きな部屋。 日当たりのいい場所にお母さんの写真が置いてあった。 未良は、それを丸く切りロケットペンダントに.. それをつけ、家の前にある石の前にきた。 「お母さん。...言いたいことがあるんだ。聞いてね?私..旅に出ることにした。なんか、張り切って小さい頃から、強くなるとかいって、つよくなっとよ?あのね?..蒼い月の真相を掴みたいんだ。いいよね?」 ペンダントに入れた写真をみる。 お母さんが微笑んでいた。 「だよね..お母さん。心配しないでね?だいじょーぶ!」 握り締めた手に力が入る。 「行ってくるね!お母さん!」 ー行ってらっしゃい。気を付けてね?ー そんな声が聞こえた気がした。
/17ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加