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渚「ありました」
龍「それを手のひらから流し込めば良い」
渚「はっ!!」
渚が気合いの入った掛け声と共に魔力を流し込むと、予想通り刀になった。
龍「名前を付けたら能力が判るぞ」
渚「名前…蒼龍」
龍「能力は教えなくても良いが、把握して使えるようにしておけ」
渚「はい」
龍「次は使い魔召喚だ。召喚魔方陣に入って魔力を込めるんだ。詠唱は自由だ」
渚は魔方陣を初めて見るのか、珍しそうに見ながら魔方陣の中心部に立った。
渚「私と共に戦う者よ、その姿をお見せください」
渚の詠唱が終わると、魔方陣が強い光を発し、光が消えた時は渚の姿は無かった。
龍「逆召喚かよ…」
渚side
渚「ここは?」
?「貴女が私を喚んだのですか?」
渚「え?」
声が聞こえると共に渚の目の前に女性が現れた。
渚「貴女は?それにここはどこですか?」
?「私は女神アルテミス。ここは私の神殿です」
渚「え?女神?神殿?」
アルテミス「貴女は使い魔召喚をしませんでしたか?」
渚「しました。でも、学園のグランドでした」
アルテミス「逆召喚ですよ。我々神族の使い魔召喚は我々が召喚者を呼び出すんですよ。」
渚「そうなんですか。私は如月渚です。契約してもらえるのでしょうか?」
アルテミス「契約できるから貴女が呼び出されたんですよ。私は契約しても良いと思ってます」
渚「それではお願いします。どうすれば良いのですか?」
アルテミス「貴女の魔力を流してくれれば契約完了です」
渚「それでは」
渚はアルテミスの手を取り、魔力を流した。
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