-中途半端-

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浜野「てかさぁなんかいいバイトない? 働く気満々なのに7個連続で面接落ちてんだよね」 えw落ちすぎでしょ。 色々話を聞いてると。 面接にサンダルで行ってたらしいw しかも、とってもとってもラフな格好でw そりゃ落ちるさ。 どんな所で働きたいか聞くと。 マイナーで、チェーン店じゃなくて適当な店ならなんでもいいとの事。 めっちゃわがままだなっ! 私「わがままだな! あ、でもあるかも。さくらんぼっていうカラオケ屋。 中学んとき家出した時よく行ってたボロい店。 従業員いつもラウンジで寝てたりするし超適当だよ」 浜野「え、まじ?そこ超いいじゃん!今行ける?今連れてって!」 そんなこんなで、いざさくらんぼへ。 やっぱ従業員寝てるww 気持ち良さそうに寝てて申し訳ないが、トントンして起こす。 変なおじさん従業員だった。 面接してくれないかと言うと、今人いないからいいよと履歴書もなしで採用してくれた。 しかもこの店は店長とかいなくて、つまり管理職がいないのだ。 社長はいるけどたまに顔出すだけで、あとは皆に任せっきりだという。 だから。 バイトしかいないんです。 すんごい適当…。 おじさん一人におじいちゃん一人に役者のたまごが一人。 あと大学生一人。 で全従業員らしい。 この、ボロいカラオケの虜になってしまった浜野。 夜メインで働くことにしたらしい。 帰り道。 浜野「ほんとありがとう、超気に入ったよ! やっと働けるよー!時給めっちゃ安いけどしょうがないか!」 私「良かったね!適当な店だし。ちょいちょい遊び行くね!バイバイ!」
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