小学校

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「じゃぁ、父さんはこれかな?母さんは、何にする?」  父は、ルイと自らの肉を数枚焼き網の上に置きながら母に聞いた。 「私は…これで良いわ」  母は、食べたいものを箸で掴み、網に置いた。  ジュウゥゥゥ  ジュウゥゥゥ  肉汁が火元に落ちて、ルイの食欲をそそらせる良い音を奏でる。 「美味しそう~」  段々と焼けていく肉達をルイは、穴が空くほど見ている。 「もうそろそろ、かな?」  父は、ルイのそんな様子を見て、肉の焼き加減を確認してみた。 「焼けた?焼けた?」  ルイは、自らのお皿をすでに前に出して、お肉をもらう準備をしている。 「ルイ!焼けたぞ!」  そう言って、父は、良いぐらいに焼けた肉を、ルイのお皿の上に置いた。
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