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父は、そう言って、風呂場に向かった。
お湯は、母があらかじめ沸かしていたため、直ぐに入ることができた。
4月と言ってもまだ少し肌寒い。ルイは、体が冷えていたので、肩までお湯に浸かった。
「暖かぁい」
ほかほかと温もりながら、父は沢山着ていたので、脱ぐのが遅れて、ルイが先に入っていたのだ。
「お父さん遅い~」
「いやいや、すまないな」
謝りながらも、父は、冷たい体にお湯を何回か、かけた。
暖かいお湯に浸かりながら、ルイは、父と話をしたり、遊んだりしていた。
お風呂を上がる頃には、二人共少し逆上せていた。
「はぁ~。さっぱりしたぁ」
父は、そう言って、冷蔵庫からビールを出して、飲んでいた。
「くぅ~~!!!やっぱり、風呂上がりのビールは最高だ!」
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