7人が本棚に入れています
本棚に追加
次の日
ルイは学校に急いでいた。
「遅刻――!!!」
少し人が増えてきた道を、人を上手く避けながら走っていた。
「あ!ルイだ!」
走っていたルイは、友達の声に気付き足を止めた。
「リョウくん!おはよう!」
リョウと呼ばれた男の子は、早足でルイのところに来た。
「ルイ、おはよう!」
ルイは、リョウと並んで歩いて学校に向かう。
「そうだ、ルイさっき何で走ってたんだ?」
リョウが話しかけてきた。
「寝坊しちゃって」
ルイは少し照れながら言った。
「ダメじゃん!」
リョウはそう言って笑った。ルイもつられて笑う。
リョウとは、昨日の入学式の間に仲良くなった。クラスは同じで、席は前ということで仲良くなったのだ。
最初のコメントを投稿しよう!