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ああ…何だろ、
このおっきぃいーーーーな
檻みたいな
もの!!
ーー数時間前ー
僕の携帯が鳴った。
それは僕の叔父、
恵斗さんからの電話だった。
『兎羽、イキナリ何だけど、そのくらぁい、せまぁーい部屋から出て、俺のトコ来い。』
「え、恵さん、まさかあの学園…の…」
『そうだよ、兎羽の家に迎え送らせたから、早くしてね。んじゃなきゃメッする。犯す。』
…怖いよこの人…
『あ゛ぁん?』
「ひっ!!(泣)…ぁう…今から…支度…しますぅ(泣)」
僕は弱い、でも、強い。
でも覚醒するにはいろいろ。しなきゃならない。
仲間が…やられたときとか、覚醒する。
…もう、戦いたくないのに。
「あ、行かなきゃ」
そうして、支度をして
迎えの車に乗った
_____
そして今に至る
「…恵さん…開かないよ…(泣)仕方ない…登るかなぁ。」
と柵を見上げた、
無理、無理無理無理無理。
だけど…行かなきゃ。僕は飛べる!兎!羽があるよ!僕には!!
「神沢兎羽!!いっきまぁぁぁあす!!」
そして、
僕はその柵を登り飛んだ。
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