白兎、入学

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僕は薬品の匂いがして目を覚ました。 白い天井。白いカーテン。そして白いシーツ。 ここは… 「天国?」 「ちげぇよ。馬鹿兎羽。」 と言われそこに恵斗さんが居た。 「…お前、呼び鈴鳴らせよ。門の横に備わってたろ。」 「え!まじで?あったの?そんなの!」 「お前確認しろよ、あいつが通らなかったらお前死んでたんだよ?」 と恵斗さんは僕の頭を撫でてくれた。 「…あいつ?」 首をコテンと傾げると恵斗は少し頬を染め、話し出した、 「風紀委員長の、深咲真孤、お前しってるだろ。不良チームのJACKの総長だ。」 「…あ…あのサキが…なん…で…?」 「生徒だからだ。」 そういえば少し記憶があった。 ___ 「神沢兎羽!!いっきまぁぁぁあす!!」 僕は飛んだ 落ちた、 「わぁぁぁぁぁぁぁあ!!」 ズン!と地面に当たる音、だけど、痛くなかった 目を開けたら、見覚えのある顔があった。 「…ったく…危ね…お前……?」 「ぅにゅぅう…」 安心しきった僕は飛んだ事と落ちた事が怖くて 失神した。
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