ジャッジメント

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桐「…それにしても圭佑、お前が人助け何てビックリだ(笑)」 赤「……ただの気まぐれですよ」 そう秀平が出て行った後で言われたからそう返事をした。 亮「本当の事を話したら?…同じ様な立場だからほっとけなかったんだろう?」 藤「確かにアンタの境遇に似てるもんね…15歳って歳も一緒だしね」 桐「そうなんだろ圭佑?」 赤「……皆さんは騙せませんね、境遇は知りませんでしたけどなんと無く俺と似た気配を感じたんで」 その通りだったからそう言っていた。 今日の仕事が終わった帰りに偶々秀平を見つけてあの一部始終を見て助けていた。 何故か気になっていたけど理由を聞いて俺と似ていたからだと納得した。 桐「なるほどな……まぁその話はそれぐらいにして報告を聞かせてくれ」 そう言われると真剣な顔に皆変わった。 藤「じゃあまずは私から…今回は遠距離狙撃で頭部を撃ち抜いたので相手は即死です…依頼内容はターゲット個人の暗殺でしたから」 亮「次は俺ですね…武器密売をしていた裏組織の構成員は暗殺、組織も壊滅させました」 赤「俺は護衛付きのターゲットの暗殺でしたので最初の仕事同様護衛は気絶させてターゲットは銃で撃ち殺しました」 桐「そうか…分かった、依頼人にはそれぞれ俺から報告しておくから今日はもう休んでいいぞ」 そう言われて俺達3人は部屋を出た。 さっきの会話の通り俺達は殺し屋だ。 この会社は表向きは普通の企業だが本当の姿はジャッジメントという大和さんが作った組織。 ただ俺達が暗殺するのは金や権力で罪を逃れた人間、法で裁かれない悪人だけだ。 だからあらゆる国家や政府から依頼を受けている為に色々な場所や国で仕事をこなしている。 亮「さてと、私はもう寝るから後は頼みますよ沙耶さん」 藤「は?何がよ」 亮「ハァ…今日は沙耶さんが赤田君の訓練の相手でしょ?」 藤「あぁ~、そうだった…メンドくさ」
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