ジャッジメント

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藤「さてと…」 パチッ 沙耶さんがそう呟いて部屋の電気のスイッチを押すと部屋の中が明るくなった。 藤「よし…早くやるわよ?私も寝たいからさ」 そう言って沙耶さんは1人で部屋の中心に向かって歩き出した。 赤「ルールはどうします?」 藤「あんたが私に一撃でもいれれたらあんたの勝ちでいいわよ」 そう言いながら部屋の真ん中につくと振り返って俺を見て 藤「あ…後あんたは銃も使っていいわよ?私は素手で充分だから」 そう言いながら長い髪を後ろで縛ってポニーテールにした。 赤「沙耶さん…それは流石に俺を舐めてませんか?俺だって一応ジャトジメントのメンバーですよ」 そう言いながら殺気を込めて沙耶さんを睨んだけど 藤「確かにジャトジメントのメンバーよ?けど私達Guiltyのメンバーじゃないでしょ?」 赤「………」 そう顔色を変えずに言われて黙ってしまった。 Guilty(ギルティ)は大和さん、亮丞さん、沙耶さん3人の事を指す。 Guiltyへ依頼がくる場合はこの3人の合同任務という事だ。 藤「Guiltyはジャトジメントの最強メンバーで構成されてる、けど確かにあんた…圭佑は一番私達に近いって言われてる…けどGuiltyのメンバーじゃない…」 赤「………」 藤「それに…」 ゾクッ 赤「ッ!」 藤「舐めてるのはアンタのほうでしょ?」 そう言って俺を睨んだ沙耶さんの殺気に気圧された。 藤「タイムリミットは10分、その中で一撃でも入れたらあんたの勝ち、いいわね?」 赤「…はい」 藤「始めるわ…かかって来なさいよ」
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