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最近のお若い方のストーリーって、説明から始まっているのが多いと思うのです。
【青春もしくは学園物】
「ここは○○学園の○○部だ。」「こいつは俺の幼馴染だ。いつも一緒に通学している」
【ファンタジー】
「ここは○○という世界。剣と魔法に依存した世界」
みたいな感じで……。
最初に説明文はタブーですよ。
何故? それはですねえ「みんなが同じようなことをしている」からです!
なにぃ? さっき真似をしろと教わったぁ!?
つまんねーこと聞くなよ!
じゃあ聞きますが、物真似芸人がつまらない人間の真似をしますか?
しませんよね?
あまりにもありふれているものは駄目なのです。
じゃあ、どうやって設定を説明させるか。
それはバトルとか口論とかそういった熱い展開の時にやるんです。
例えばガンマンを育成する学園があったとします。
最初に「これはコルト・ローマンというマグナム銃で警察向けの拳銃らしい」という説明文を加えて読者に銃の知識を植えつけさせるのもありとは思います。
しかし実際に戦うシーンになると、迫力に欠けてしまう恐れがあります。
なので戦いの時に「これは学園が支給してくれたマグナム銃だ。正式名称は忘れちまったが、こいつは.357マグナムっていう高火力を誇る拳銃だ。それも両手でしっかりホールドしねえと反動で腕が千切れそうになるぐらいハンパねえ代物。あの腐れサイボーグの頭を吹き飛ばすにはこいつを使うしかねえ」
みたいなことを言わせたほうが得策です。
……私の独断と偏見による考え方ですけどね。
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