冷たい情熱
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すると小隊長の厳しい声が、通信機をとおして、二人の会話に割って入ってくる。 『そのまま、真っ直ぐに後退せよ。』 「なっバカな! そんな事をしたら・・・」 『ボハーチェク軍曹!これ以上、我が命に逆らうとあらば、相応の処分があるものと心せよ!』 「ちっ! 脅しかよ!」 「前方に新たな敵の戦車、その数10両! どこかに潜んでいたようです。」 「ぐ・・・」 「どっどうします? このままじゃ・・・」
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