第六話『不本意ですけど使い魔召喚です』

2/14
前へ
/118ページ
次へ
シオン「えー…これから使い魔召喚&魔武器精製の授業を始めるー。 まずは、使い魔召喚から…説明はリク!!」 本来、教師が説明するべきところを生徒に任せるシオン。 だが、あいにくあの馬鹿は授業が始まったというのにグラウンドに来ていなかった。 シオン「あーん?遅刻かァ?」 シオンが周りを見てリクが居ない事を確認している時だった。 リク「うおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」 むさ苦しい声と共に、グラウンドに走って来たのは、皆さんのご想像通りの赤髪単細胞馬鹿。 リク「遅れましt「『黙れ』」――――――っ!!!」 再び大声を出そうとする馬鹿に一言命ずる。 すると、馬鹿は一瞬で声が出せなくなった。 カイ「…見たことない魔法だね、どうゆうこと?」 零「んー…、俺だから出来るって事にしといて。 気がむいたら説明してやるから」 カイ「そう……」 心底残念そうな顔をするカイ。 馬鹿はいきなり声が出せなくなった事に驚いてじたばたしていた。 そのまま殺してやろうか…? シオン「おーい、どうゆう仕組みかはわからねぇが、解いてやってくんねぇか? リクに使い魔の説明をさせるんだからよ」 零「チッ…」 パチンッ リク「――――っ!!…あれ?声が出るようになったぁぁぁ!!!」 カイ「五月蝿いよ、リク」 シオン「おら、さっさと説明しやがれ」 またもや騒ぎ出したリクにカイは冷たい笑みを浮かべながら近寄る。 リク「すみませんでしたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!! 使い魔について説明させていただきます!! 使い魔とは…………………………………契約した魔物の事です!!」 ……空気が死んだ。 どや顔のリクに殺意が芽生えてくる。 カイ「…そんなんだから万年馬鹿なんだよ」 零「赤髪単細胞馬鹿が」 リク「酷くね!?」 零&カイ「五月蝿い、黙れ」 今度は地面に『の』の字を書き出した単細胞馬鹿。 ついでに茸栽培もしている。 零「『ギガグラビティー』」 リク「ぐえっ!!」 本日二度目の重力魔法による強制キス。 零「五倍…十倍…十五倍…二十倍……」 アルト「零、そこまでにしとけ」 どんどん重力を倍にしていくと途中でアルトに止められた。 見ると単細胞馬鹿は、白目を剥いて気絶していた。 零「………………………………………キモい…」
/118ページ

最初のコメントを投稿しよう!

486人が本棚に入れています
本棚に追加