脇役はヒロインに恋をする

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四月… 俺たちが高校に入学してから一年が経過していた。 この一年は俺にとっては至って普通の出来事であったが、周りから見ると少しだけ非日常だったのかもしれない。 例えば、俺の所属しているバスケ部が全国大会に出場したり(勿論ポジションは弁当ガード)、モデル雑誌のスタジオ撮影(勿論見学だが文句ある?)に行ったり、ラブレターを週一でもらったり(勿論友達に渡してと言われ預かったものだが)、足元に魔法陣現れて巻き込まれそうになったり、etc... ほら、至って普通の男子高校生だ。男子高校生の日常だよ、これ。 ん? 普通じゃない? ......え?やっぱりそう? まぁ俺にとってはこれが普通で当たり前。でも最初からこれが普通だった訳ではないよ? 小学校卒業するまでは至ってふつーーの生活を送ってました。 いつからだろ。 俺の生活がこんなに変わってしまったのは。 まぁ別にこの生活に不便なんか無いし不服してないよ。寧ろ満足。高校生活充実してるな~って感じです。 いっつも振り回されてばかりだけどな。 そうです。 無愛想サディスト 大宮優にです。
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