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「……す、すごい！」
パチパチパチパチ
体育館の出入り口の方から拍手の音が聞こえて来た。
あの女の子まだ居たのか……
俺は気にせずに練習を続けた。
ダムダムダム……
練習に熱中し過ぎて気付けば外は真っ暗だった。
そろそろ帰るかな……。
さすがに、あの女の子も居なくなっていた。
ーーーーーーーーside out
ーーーーーーーーside ？？？
やっばー
これ完全に迷子だよ！
この街に引っ越してきて三日目。
そして明日からこの学校に通うことになる私。
そして今日、学校の下見？に来ています。
だけどこの学校、ちょっと広くないですか……？
あー、一人で来るんじゃ無かったよ。
「あ、あのー……どうかしました？」
私が道に迷って居ると優しそうな男の子が話しかけてくれた。
なんとか助かりそう！
「すみません……迷子になっちゃったみたいです」
恥ずかしい…
この年になっても迷子になるのかって思われてるよ…
「確かにこの学校広いから、初めは迷子になるよね。見た所制服着てないけど、うちの生徒じゃないの？」
「うん。明日からこの学校に通う予定だよ。私転校して来たんだ」
そういえば私、普通に私服だったね…
色んな生徒に変な目で見られてたかも。
「へ、へぇ。そうなんだ…。所で君はどこに向かってたの？」
「あ！ そうそう。体育館に言ってみたいな。部活やってる所見てみたい」
うん！
この学校は去年冬の全国大会出場してるから見学してみたかったんだよね！
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