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惨劇を照らすは、大きな窓から差し込む月明かり。
壁際に追い詰められた男女の目の前には、友人の死体が2つ。
その死体の向こう、4つの人影が笑っている。
すると、そのうちの1人が恐怖におののく男女に向かって、質問を投げかけた。
「お前ら、付き合っているんだろ?」
だが、彼らにそんな質問に答えられる程余裕はない。
何とかこの部屋から逃げようと男は必死に策を探す。だが、冷静さを保とうとしても、何も思いつかないし、体も震えるばかりで動かない。
「なぁ、キスが見たいなぁ。付き合っているなら、それぐらい出来るだろう?」
4人の影の笑い声は、気が狂ったかのように激しくなっていった。
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