1人が本棚に入れています
本棚に追加
こうして、志を同じくした五人?の男達は結託し、サルを倒すための作戦を立てた。それはサルの家に忍び込み罠を張るという決死の策であったッ!
そして、作戦決行の日ッッ!
「ついにこの日が来ましたぜ、シザースターさんッ!」
「ああ、僕は恨みを晴らすためにサルを倒すのだ。」
何も知らぬサルが家に入り火鉢のそばに腰掛けた途端、その闘志を表すかのように極限まで熱されたツェクリがサルめがけて飛んだッ!
「パウッ!!」
「UKYYYYYYY!?」
あまりの奇襲に驚いたサルは本能的に患部を冷やそうと水瓶の方へーーー
しかしッ!身を潜めていたのはスズメイツォ!!
「このスズメイツォ、容赦せん!!」
「KUAA!?」
たまらず外に出たサルの足元には回り込んだスピードバフンッ!!
「この汚らしい糞がァーーーー!!」
しかし、ここでサルは気づいた。ここまでの罠があり次に来るとすればそれはサルの真上ッ!サルが気づいてしまったその時、もうウスアーは動いてしまっていたッッ!!!
「かかったなアホが!!」
「ふん、マヌケがァ!!!」
「ぬわぁぁああ!?」
作戦に気づいたサルの手によりウスアーの体は粉々に砕かれてしまった。。。
「ウスアーさぁぁあああん!?」
あまりの悲しみと怒りに姿を現してしまったカニサンッ!そのまま攻撃に出るゥ!!
「山柿色の波紋疾走(パーシモンイエローオーバードライブ)!!!」
すかさずサルも迎え撃つッ!!
「UKYYYYYYYY!!!」
互いの闘志が正面からぶつかり、真っ赤に燃え上がるッッ!
「おおおおおおおおお!!!!!」
「WKYYYYYYYYYYYYY!!!!!」
衝撃の後にその土煙の中から見えたのはーーー
サルの大きく開かれた平手と、カニサンのはっきりと割れたハサミだった。。。
それは自然の理、すなわちチョキはパーに勝つッッッ!!!
「やった、、、俺たちは勝ったんだァーーー!!」
こうして、ひとつの柿とおにぎりの物語は終わった。
ー完ー
最初のコメントを投稿しよう!