1話 始まりは5月から

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「あれ、皆話したいテーマないの?しょうがないな~、じゃ私がテーマ出して良い?」 皆に良いか、南雲先輩が聞いてきた。 すると、僕以外全員首を縦に振った。 どうやら皆も考えてこなかったらしい。 実際僕もテーマを考えてこなかったので他の皆と同様に首を縦に振った。 「しょうがないな~、じゃいつも通りに私がテーマを出すね」 と言うと南雲先輩がいきなり後ろに置いてあったホワイトボードにマーカーで何かを書きはじめた。 「題して!! 『超能力は実在するのか』会議~☆」 ………… ………… ホワッツ!? この人今何て言った! 「あ、あの……」 僕はおもはず手を上げてしまっていた。 すると南雲先輩がこちらに気付いた。 「ん?何だね中十、何か不満でもあるのかね?」 南雲先輩の視線が僕に向けてきた。
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