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「え、え~と南雲先輩、今はもうデジタルな時代ですよ、なのに何で超能力というそんな古すぎる話題を?」
「何を言っているんだい中十、確かにここ最近機械や科学技術などが進化していって、余り非科学的な話をする人が見かけなくなったけど、だからこそ今語り合うべきじゃないかい?」
いや、そう言われても僕自身超能力とか余り詳しく知らないし……
昔は超能力の話とか流行ってたかも知れないが、
今の時代、機械や科学技術などが進歩していってテレビをつけても新しく作られた機械の発表や現在まで見つからなかった元素を発見した等のニュースばかり。
超能力など、そんな非科学的な話は今の時代誰も耳をかさなくなっていった。
そのため僕だけじゃなくクラスメイトの殆ども超能力とか知らない人の方が多い。
それなのにこの先輩は敢えてその話題を出すとは……
「良いんじゃありませんか?超能力、面白そうですし」
戸塚部長まで言うのか、まあ南雲先輩とは同年代で友人だから助け船を出すのは分かっていたが。
「私も良いんじゃないかと思いま~す、超能力☆」
まさかの嵯峨野も、て言うか知ってるのか超能力。
「超能力か、確かに興味はあるな」
北斗、お前もか。
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