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「まず超能力とは人間の能力を越えた能力の事、科学じゃ証明出来ない行動を起こす力とも呼ばれているのであ~る」
南雲先輩は自慢気に話すがさすがにこれぐらいは僕だって知っている。
だって超能力って、一言で言えば人が持っている能力をより更に超えた能力を超能力って言うんですよね。
いくら超能力を知らないからって、名前の意味ぐらい僕ら一年でも解りますよ。
その証拠に隣に座っている北斗もそんなの当たり前と言いたそうな顔をしている。
全く、一年遅れて生まれたからって僕らを見くびらないでもらいたいな。
超能力の名前の意味なんて、それぐらい北斗やあの嵯峨野だって知っているみたいだし…
「それは知りませんでした!!」
へっ?
「お~、なんだ嵯峨野、お前超能力の意味知らなかったのか」
「いや~、超能力って何なのかなーって思ってたんですけどつい聞きそびれて」
いや待てよ嵯峨野、
お前超能力の意味知らなかったのか!
知らないで賛同してたのか!
能力に超が付くから超が付くほどすごい物だって思わなかったのか!!
まあキレても仕方ないから、敢えてそこは聞かない事にした。
「で、話を戻すけど超能力にはいろんな種類があって、透視(クレヤボヤンス)、読心(テレパシー)、洗脳(サイコセラピー)、念力(テレキネシス)、瞬間移動(テレポート)、発火(パイロキネシス)、対話(チャネリング)、念写(ソログラフィ)等、それぞれ異なる能力がいっぱいあるのだよ」
そんなにもあるのか、超能力っていろいろあるんだな。
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