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「それから、透視や読心などの超感覚による知覚を行う能力を『ESP』と呼ばれていて、念力、発火などの超常現象を起こす能力を『PK』って呼ばれているのだ」
「へぇー、能力だけじゃなく呼び名にも違いがあるんですね」
「そう、そしてその『ESP』と『PK』をまとめて『PSI』、サイと呼ぶ」
「あれ?なら何で二つに分けたんですか?まとめるならそのまま『PSI』でよかったんじゃないですか?」
「さあね、そう言うことはそう名付けた人に聞いてみてよ、さすがの私もそこまでは知らん」
でも超能力って昔の話だから、名付けた人はもういないんじゃって言おうと思ったが、めんどくさいからやめた。
「所で、超能力って物語の中だけの話だと思われがちだけど、現実でも実際超能力者と呼ばれた人達もいたって知ってる?」
さっきまで南雲先輩の話を聞いてた部長がみんなに話かけてきた。
「えっ、現実で超能力を使った人とかいるんですか?」
「あくまで噂だけどね中十くん、でも前にネットとかで調べてみたら超能力者達のいろんな情報があったからあながち本当かも知れないわね」
「ねぇ苺、ネットで調べた超能力者ってどんな人とか載ってた?」
「どんな人って言っても、ほとんど外国人かな、ユリ・ゲラー、エドガー・ケイシー、ジュセリーノ、あ、あと御船千鶴子っていう人もいたよ」
「御船千鶴子?日本人もいたんですか?」
「そうなの、明治時代の時透視能力を持っているって言われててマスコミを騒がせてたの」
「明治にマスコミなんているんですか」
「少なくとも、似たような人はいたはずよ、七世ちゃん」
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