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瞬間、私の周りが白く輝いた。
いや、私自身が光っているのだ。
よし、これで後は先輩をこの鏡で、
「だから何なんだい?」
え?
すると髪に何か熱いものが当たった。
「あつっ!!!」
「甘いね、そんな猫だましみたいなオサで僕に勝てるとでも?」
く、さすがは流沢先輩。能力者の集団に入ってるだけあって、私みたいな子供が考えた作戦なんて通じないか……。
「じゃあ今度はこっちの番だね」
口を少し歪めた流沢先輩の目が光はじめた。
わ、マズ!!
何かで防がないと、と思っても今持ってるのは手鏡だけ。
しょうがない、どうせ役に立たなくても無いよりはマシだ。
私は手鏡を盾代わりにしてビームを防ぐことにした。
「ふ、哀れな女だ」
一瞬、流沢先輩の声が聴こえたのと同時にビームが発射された音が聴こえた。
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