1話 始まりは5月から

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「あれ、藤宮と理夜は?」 僕の他にここに入部している二人の男子の事だが部室を見渡しても見当たらなかった。 すると南雲先輩が僕の質問に答えた。 「二人なら今日は用があるから先に帰ったよ」 おいおいマジですか、するとあれですか? 今ここにいる男子は僕一人だけなんですか? つまりここでハーレムフラグ立てられるって事ですか! と、健全な男の子ならこう考えるだろう。 だがここにいる女性陣は一癖も二癖もある奴ばかり。 だから僕はそんな展開など一切期待しなかった。 そんな事より、先に帰っていった二人の事を考えていた。
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