3話 あの大人気主人公のように上手く扱えないなんて

4/37
7人が本棚に入れています
本棚に追加
/125ページ
「は?」 「いやはじゃなくて、SAIの人達がそう言ってたからそう呼んでたけど、正直ダサくない?オサとかオカ、あとオカマとかオカダとか種類多すぎて覚えられないし」 そんな理由で! いや確かにこんな特殊な能力がオサとかオカっていう名称だと思うとなんかダサいな~。 とか、そんなふうに考えたことも無いわけじゃ無いんだけども…… あと確かに種類多いし、実際の名称オールマイティーサイキックとか全部長いのばっかだからそれは分かりますが…… 「確かにな」 「そうですね」 「確かに」 「私もそう思ってました~」 理夜先輩、藤宮、北斗、嵯峨野の四人も賛成しちゃったよ。 ということは明らかにあと二人で…… 「確かに能力を私達が勝手に呼び方変えたって、誰も困らないしね」 前言撤回、あと一人で……。 つまり僕が首を下げれば提案承諾だ。 とか何とか考えてたら周囲の目は僕に向けていた。 ハイハイ、大丈夫ですよ。ちゃんと分かっていますから。 「僕も良いと思いますよ。先輩」 もうどうにでもなれ。
/125ページ

最初のコメントを投稿しよう!