3話 あの大人気主人公のように上手く扱えないなんて

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「よし!それじゃあみんなでどんな名前にするか考えよ~♪」 南雲先輩考えてなかったんかい! しかし名前か……いきなりそんなこと言われても急にはなぁ… 「skill(スキル)とかどーですか?」 藤宮思いつくの早いな! 「skillかー、かっこいいけどちょっとありきたりだしな~」 却下か…… 「じゃあサイコキネシスにちなんで、サイコとかはどうだい?」 お、理夜先輩いい線いって…… 「理夜、もう少しオリジナリティ的なの考えてよ…」 これもダメか。 「ではサイコパスとか」 「七星、意味わかって言ってる?」 うん、これは仕方ないな。 「…………」 いや北斗、そう頬を膨らませてももう決定事項だし。 で、他のみんなも次々と提案したがどれも戸塚先輩に却下されていき、 とうとうあっという間に15分も経ち…… すると嵯峨野がいい名前を思いついたみたいなので手を挙げた。 しかもこれで40回目、めげないな…… 「じゃあオルマってのはどーですか?」 「オルマ?」 「オールマイティーサイキックって、長いので少し略してみたんです。どうでしょうか?」 「オルマか、そうだなぁ…。みんな、他に意見が無いならそれにするけど?」
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