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「話って何?次の仕事あるから早く行きたいんだけど」
「まぁ、ええやん。たまには…」
ピィは、こうして話をするのを嫌がる。
昔からそうやったけど、今は更に酷なっとるし。
「何にもないならもう行くけど」
「ちょお待てや!」
帰ろうとするピィの肩を捕まえて、壁に押し付けた。
「もうええ。言うてまうけど、最近お前の態度どないやねん。最悪にも程があるわ」
「…どこが最悪だよ。俺は誰にも迷惑かけてないだろ」
「やかましいわ!お前リーダーやろ、全然まとまってないやないか!あからさまにみんなを避けよるし」
「亮ちゃんには関係ねぇだろ」
「何に不満があるんかは知らんけど、仕事はキッチリしてくれんと困るわ。あとは…手越のことや。」
「!!!」
(なんや…手越の名前出した途端、表情が変わりよったで…)
「特になんで手越をあからさまに避けるんや?最初は仲良うしよったやないか…」
「………………」
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