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「なぁ、小山…」
「えっ!!な、なに…？」
「あいつのために俺は何が出来る？」
小山、いや…とにかくいろんなみんなに聞きたいくらい俺はどうしたらいいか分からなかった。
心や頭で考えるより先に、あいつを救ってやりたいと思ってる俺がいて。
周りもそうだろうけど、俺がいちばん戸惑いを感じてる。
何故そう思ってしまうのか訳を知りたいけど、それよりも手越だ。
「俺にもどうしたらいいかわかんないけど、とりあえず周りの様子を伺おうよ。きっと直接手越本人に聞いたところで何も言わなそうだし…」
「ああ……わかった。ありがとう小山」
「ううん、こちらこそ」
話が終わっても、いろんな考えが頭ん中廻ってどうしようもない。
とりあえず、あちこち探りを入れてみるか…。
やっぱり黙って待つなんて出来ないから、俺から行ってやる。
やっぱり、こんな風に動くなんてことしないからめちゃくちゃ混乱はするけど。
こんな走るの久しぶりかも…。
そんな思いながら、情報を探し回った。
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