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『……Dear』
彼に呼ばれて目を醒ますと、そこはパリにあるベルサイユ宮殿だった…
ホントに意味がわからない。
さっきまで砂漠に居たのに目を醒ますとそこはベルサイユ、普通に考えれば意味不明の境地だ
『Dear、後三時間で鐘が鳴るよ』
ウサギの指差す方を見ると、そこにはイギリスのビッグベンがたっていた。
私があっけに取られていると、彼は私を立ち上がらせて走らせる。
『早くしないと鐘が鳴るよ』
ウサギに連れて来られた場所は宮殿のダンスホールだった
そこは余裕で1,000人は踊れるのではないかと思われるような広さだった。
でも今はそのダンスホールの半分を使って、立食式のパーティーが行われていた。
だか、参加者は4~5と一匹だけで皆つまらなそうな顔をして頻りに時計を見つめていた。
ウサギはそんなパーティーに近づいて一礼した。
『我らがDearをお連れいたしました』
と彼が言った瞬間さっきまでつまらなそうな顔をしていた彼等がこちらを向いて口々に「Dearだ、Dearが来た」と微笑みました。
彼等の顔を見ているとあることに気付きました。
リーフ子爵はMちゃん
オリバーはYちゃん
ライス婦人はKちゃん
みんなリア友でした。
私が近くに駆け寄ると彼等は一人一人自己紹介をし始めました。
『私は、ライス婦人と申します。プロイセンよりやって来ました』
『私はリーフ子爵、こっちはペットのオリバーです。
我々はイタリアからやって来ました。』
え、まさかのヘタリタキャラ出身!?
私が「え、ヘタリア?」と呟くと、みんなは『ヘタリアとは何ですか? 』と聞いてくる。
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