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みひろをキャリーバッグに入れ、みひろの好きだった高台の公園に来た。
ともと一緒にみひろが入るぐらいの穴を掘った。
「ごめんな…みひろ…。」
そう言ってみひろを穴に埋めた。
埋め終わった後、みひろの好きだった花を飾って、みひろが天国に行ける様に星をながめながら祈った。
朝になって、ともは僕の隣に眠っていた。
「いつの間に眠ってしまったんだろう…。」
僕はともをおぶって家に帰った。
みひろのいない、母のいない家に…。
家に着くとともが目を覚ました。
「ゆうくん、お腹すいたぁ…。」
今日からは、みひろのいない生活が始まる…。
僕はともの手をとって歩きだした。
「行こう!!」
また一日が始まる…
これからは二人…僕は強くならなきゃ…そう思った。
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