残された兄弟…

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僕は家に1人残してきてしまったともが気になって急いで帰った。 「とも…ごめんな…。」 「ゆうくん?…」ともは1人家に取り残されてしまい不安になってしまった。 玄関のドアを閉め忘れていたのに気づいたともはゆうを追って家を出た。 「ゆうくーん…どこ行ったの~?」 ゆうを探して歩き回っていたともは家の近くにあった保育園に立ち止まった…。 楽しそうに遊んでいる園児達…「僕も遊びたい!!」 ゆうは家に着き、ともがいなくなっているのに気づいた。 公園…パン屋…一緒に行った場所を探し回った、ともはどこにもいなかった…。 「どうしよう…。」 ゆうは焦り始めていた。 その時、保育園からともの笑い声が聞こえた。 「とも!!」 急に呼ばれたともはびっくりした顔でゆうを見た。 「ゆうくーん♪どこ行ってたのー?」 「とも!!何やってんだ!!」 心配で不安になっていたゆうはともをみるなり走って行って頬を叩いた。 急に叩かれたともはびっくりして泣き出してしまった。 「だ…って、ゆうくんっ…がどっか行っちゃったからぁ…うぁあーん…」 泣いてしまったともを連れてゆうは家に帰った。 まだともは泣いていたが、手を引いて怒りながら「もういなくならないでくれよ…」ゆうは泣きそうになりながら怒っていた…。
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