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7時40分
―ピンポーン。
「はーい」
朝ご飯の支度をしていた母がチャイムを鳴らした玄関へ出て行く。
「あら、真呼ちゃんおはよう」
「一樹のママ、おはようございます」
「ほら一樹!真呼ちゃん来たよ!早く来なさーい!」
「今行くー」
素っ気ない返事を返しゲームに没頭してる俺は「来なさい」しか聞こえなかった。
「あーっ!!」
GAME OVERが表示された画面とプレステのスイッチを切りぶつぶついいながら玄関へ行く。そこにはツインテールをピンクのリボンで縛っていて、よく似合う白いワンピース、細い足に白混じりの赤い靴、可愛い女の子がそれらを見にまとって立っていた。
「なにー…あれ!?真呼!風邪は大丈夫!?」
「平気だよ、それより、一日遅れだけど誕生日おめでとう!でも渡すものは何も無いんだ、ごめんね」
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