移植

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~過去2~ 「じいや、ボクいつになったらお家に帰れるの?」 「まだ当分はダメじゃな」 「つまんない…」 「火事の記憶もないのね…」 「あぁ、ただ…」 「なんだよ」 「眠る度に魘されてるんだ…アイツに助けを求めながら」 「仲の良い兄弟だったものね」 「そうだな…」 「アンジェとケインはアイツが死んだと思うか?」 「あの状況じゃ絶望的でしょ?」 「だよな、それにあのブラコンが生きてるのにリシェのとこに戻らないなんて有り得ないだろ?」 「そうなんだが…アイツの遺体が見つからないんだ」 「え?」 「どういうことだ?」 「大人の遺体は、幾つか見つかったんだが、子供の遺体は一つも無かった」 「もしかして、連れ去られたの?」 「はっきりとは言えないが、その可能性は高い」 「何で…そんな…」 「まあ、全ては憶測だがな…少し調べてみる」 「大丈夫なの?私達からみれば大人だけど、ダークだってまだ未成年の子供だわ」 「無茶だって」 「お前達に心配される程、俺は子供じゃない」 「それでも…」 「じゃあ、俺達も手伝う」 「馬鹿を言うな…9歳や10歳の子供に何が出来る?なんぼお前達が普通の子供より大人びているとはいえな…」 「だけどよ…」 「分かったわ…私達は全力でリシェを守るから、ダークは心置きなく自分のするべき事をして」 「あぁ、そうさせてもらう」 ダークさんは、リシェさん+12歳(*´∀`)♪
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