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~過去1~
「お兄ちゃんどこ?…熱いよぉ…」
「リシェ!!大丈夫か!?」
「ダークお兄ちゃん!!お兄ちゃんがいないの…」
「っ…今はここから出ることが先だ」
「でもお兄ちゃんが…」
「ダメだ」
「リシェ、ダーク無事だったんじゃな」
「じいや…お兄ちゃんは?」
「なに?」
「アイツはまだ出てこないのか!?」
「私たちも見てないわ」
「まさかまだ中にいるのか?」
「ケイン!縁起でもないこと言わないでよ!!」
「すまん…」
「お兄ちゃん…お兄ちゃん!!」
「リシェ!?ダメだ!!」
「や…離して!!お兄ちゃんが」
「くそっ…」
意識を失わせる
「んぅ…」
「リシェ?目が覚めたのか?」
「ダークお兄ちゃん?」
「私達もいるわよ」
「アンジェお姉ちゃん…ケインお兄ちゃんにじいや」
「痛いところはないか?」
「丸二日眠ってたからの」
「ん~…大丈夫」
「そうか…それでな…***のことなんだが…」
「***?」
「…リシェ?」
「人の名前だよね?ボクの知ってる人?」
「リシェ!?」
「???」
「リシェ、お前さんにとってのお兄ちゃんとは誰のことじゃ?」
「んと…ダークお兄ちゃんとケインお兄ちゃんだよ?」
「じいや…どういうことなの?」
「多分じゃが…***が死んだかもしれないという事実を受け入れたくなくて記憶を封じたんじゃろうな」
「そんな…」
「今暫くはその方がいいかもしれないな」
「おい、ダーク!?」
「だってそうだろう?今のリシェじゃ幼すぎる…頃合いをみて事実を伝えた方がいいさ」
「そうね…」
暗い…(;・∀・)
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