558人が本棚に入れています
本棚に追加
ICUといいう部屋にいた頃の事だと思うのだけど……
真っ暗な中から死別した夫の顔だけが揺れながら出てきた。
私は『何しに来たのよ!まだ早いでしょ!
子供達もまだ育ってないし、あんたのおかーさんの面倒だってみなきゃなんないのに、何してんのよっ!』
と、かなりの剣幕で叫んだと思う。そーしたら、ヒュヒュヒューンて又、顔だけ揺れながら居なくなってしまった。
目覚めて。
あー、奴め迎えに来たのか?
勘弁してくれよ。あたしゃアンタが居なくなって、近所付き合いもそこそこに(田舎は葬式から昔からの祭り等、なんか面倒な付き合いが多い…)
子供達とお義母さんとのーんびり過ごしてたんだからさー。死に別れて3年で迎えになんて来ねーでくれよ。
てのが正直な気持ちな訳だ!
全く……なんなんだよ
実家の、おじーちゃんなんか
死んだ時に、おばーちゃんに
『あんまり早く迎えに来ねーでくれな』
と言われて、30年以上
過ぎた現在に至って
迎えに来ないんだから
(っつーか、おじーちゃん
そろそろいいかもよ……
おばーちゃん来年で96だよ💨
笑・笑)
何回目の年女だ⁉(笑)
最初のコメントを投稿しよう!