始まりの時

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……… 幸に転ぶも不幸に転ぶも、人生の転機ってやつは突然やってくるらしい。 俺の名前は井村忠介。 俺にもその転機ってやつが、急に訪れた。 それはつい数時間前の話だ。 眩い陽射しで目が覚める。 なんとも気持ち良い目覚めだった。 ただ、いつもと違ったのは、変な夢を見て、起きたら戦国時代に来てたって事だ。 そう、夢の中で男が言った事が本当だったんだ。 まぁ、この数時間色々ありすぎた。 少し冷静になった方が良さそうだ。 なんてったって、今俺は、変な武士に追われて、一緒にこの時代に来てしまった仲間達と隠れてるんだから。 少し冷静にならないと、頭がおかしくなる。 ………
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