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AM7:00。
「ん?」『あら?』
俺が……
否、俺らが違和感を感じたのは同時のことだった。
「誰だ?お前?!どうして俺の中にいるんだ!?」
俺は身に起きた何かを理解出来なかった。
なぜなら自分ではない誰かが確かに存在していたからだ。俺のカラダの中に……
一方、彼女は。
『えっ?俺の……なか?』
"彼女"はふと体を確認する。
『あれっ?私、もしかして失敗しちゃったの!?』
失敗?何のことだ?
「おい!何のこと知らんが、変なことしたんじゃ……」
だが俺の発言は虚しく、その"彼女"に止められ――
『ああっ、もう。そんなことは後で話すから!早く救急車呼んでよ!私、死んじゃうじゃない!』
「へっ?」
その瞬間俺は、血まみれになった同じくらいの女の子が側に倒れてるのを思い出した。
……っ!!!
「もう何がなんだか……」
そう言いながら訳が分からないまま、指を1と9へと走らせた。
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