序章

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『キミってば、たまにはいいことじゃない!先生、早く早く!』 たまにはか。その言葉に多少引っ掛かったが、先生には聞こえていないだろう。 それでも俺たちは先生のわかりましたコールに期待していた。 「それが、私にもわかんないんですよー(笑)」 ……はっ?本日二度目のサプライズ。"彼女"の「けど」発言で嫌な感じはしてたが…… (笑)じゃねぇ!!!!!!!!!! 「じ、じゃあ、これからどうするんですか!!!」 「僕も協力はするけど、君たち自身で元に戻る方法を見つけるしかないだろうね」 「そ、そんなっ……!」 その途端、"彼女"が暴れ出した。いや、騒ぎ出した。……ものすごい頭痛がする。 『もう!私が話すから、ちょっと体貸しなさいよ!』 「貸すって……どうやるかわかんねぇ!」 『何かね、こう~……ほら!出来ないの?!』 「出来ねーよ!」 俺達に無視されたままだったの先生はぽかんと口を開いたまま、 「今どういう状況か知らないけど、とにかくそうなった原因を教えてくれないかい?」 俺はさっき"彼女"から聞いたことを全て話した。 かくかくしかじか。
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