第二眼 & クライマックス

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その時俺は真久の言葉を思い出した。 "知世は俺達が守る! たとえこの体が喰われても" 「くっ!ううぅぅ…」 喰われてもいい! でも、知世は守る!! 「うおおおお!退けやがれ!ちびっこ共がああぁぁ!!」 腕や足を噛み付かれながら……痛みに絶えながらも、噛み付いている恐竜達を引き剥がした。 「ギャアッ!」 「真幸さんっ…!」 知世が俺に近づき、起き上がらせてくれる。 「どうした?!そんなものか!ちびっこ共!」 地面にへたれ込んでる恐竜達に言うと、ズシン…と地面が激しく動いた。 ………奴だ。 何かを俺達に投げつけた。 「真久!」 怪我はしていないが、真久が腹を抱えたままゆっくりと起き上がった。 そして俺の隣へ来ると、知世を守るようにして恐竜を睨み付ける。 「マサヒサよ…トモヨを最後まで守れなかった男が…何故そこまでして…」 真久は舌打ちをして「知るかよ」と呟いた。 「けど、見捨てられるかよ!初めて会った人でも、か弱き女の子を放っておけるかよ!」 腹を抱えながら叫ぶ。 恐竜は口を開け、「ならばトモヨと喰われるがよい」と言い、口を近づけた。 真久!!
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