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｢そこまでです！鎮まりなさい！兵竜！｣
｢え？｣
知世…ではなく、違う女性の声。
声のする方へ顔を向けると、何やら魔法の杖……？のようなモノを左手に持って、汽車の前に立っている女性がいた。
ん？
知世に若干似ているような…？
似ていないような…？
微妙な顔だ…
ってか誰だ？
｢王妃様｣
王妃！？
え？ え゛っ？！
ってことは知世は…………！！
知世は……………なに？
王妃の使えるもの？
それとも姫？？
｢知世、城から逃げたら駄目だろ｣
なんか真久が話してるしー！！
｢お城にいてても詰まらないもの｣
｢姫様が詰まらないって言うなよ｣
なんかいい雰囲気になってるしー！！
｢姫だからいいの｣
よくねえぇっー！！
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