第二眼 & クライマックス

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「知世…お姫様だったのか!?」 で、あのデカイ恐竜は兵士だったのね!! ぐわっ!頭混乱してて乙女言葉になってるじゃない?! ヒイイイイッ!! 「知世姫、返りましょう」 王妃様がそう言うと共に、真久と俺は知世を見届ける。 だが知世は途中で足を止め、俺達を見つめた。 「王妃様、少し待って下さい」 「知世姫?」 知世が俺達に向かって走ってくる。 そして手を広げると、俺と真久二人を抱きしめた。 「!?」 「と…知世?!」 な、なんだ?!いきなり!? 「ありがとうございます…真久さん、真幸さん」 そう言って真久の頬と俺の頬にキスをしてくれた。 えっ・・・キスっ!? 「また会いにきてもよろしいですか?」 強く抱きしめる知世。 苦しくない程度に優しく、強く抱きしめる。 「いいよ。でも逃げるなよ?恐竜と戦うのはこりごりだからな」 真久………… 「…はい…」 「知世姫、行きますよ」 「はい。王妃様」 「元気でな…知世」 「真幸さんも…元気で…」 そう言って知世は城へと帰って行った。
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