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「七海、笠原君おはよ!」
声をかけて来たのは湊遥香(みなとはるか)である。
「「おはよ。」」
「相変わらず二人はラブラブね」
遥香はからかい気味に二人の顔を交互にみた。
「んも~、遥香!賢ちゃんとはただの幼馴染だよ!ね?賢ちゃん?」
「ああ」
遥香は『可哀想に』と思いながら賢吾の顔を見た。
七海は鈍感って訳じゃないのに、自分の事となるとまるっきりダメだ。
だから、自分が相当モテる事も気づいてない。
今、何気無く『おはよ』と声をかけた彼の顔も真っ赤になって嬉しそうである。
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