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そう、樹利さんからまりあがかえってないことを聞かされたあと、心配で居たたまれなかったけど、僕は窓の外を眺めていただけだった。
雄太君はきっと躊躇もせずに外に出たんだろう。
そして東京から車を飛ばして横浜まで来て、豪雨の中まりあを探したんだ。
でも、どうして?
どうして雄太君はそこまでするんだろう?
やっぱり特別な想いがあるからなんじゃないのかな。
なのにどうして雄太君はまりあをフッたんだろう?
『分からないのは僕がまだ子供だからなのかな』
とシンは解せないように腕を組み、メイリンは『さっきから何を言ってるの?』と小首を傾げていた。
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